天国で過ごした8時間 Ⅰ

天国で過ごした8時間
リカルド・シッド (Ricardo Cid)  ☆翻訳修正済み

2006年12月1日
 主は私に言われました。「私が天の領域に存在しているゆえに、このメッセージを世界中の私の民に送ります。」
 黙示録4章1節 その後、私が見ていると、見よ、開いた門が天にあった。そして、さきにラッパのような声で私に呼びかけるのを聞いた初めの声が、「ここに上ってきなさい。そうしたら、これから後に起るべきことを、見せてあげよう」と言った。
黙示録5章11−12節 さらに見ていると、御座と生き物と長老たちとの回りに、多くの御使たちの声が上がるのを聞いた。その数は万の幾万倍、千の幾千倍もあって、大声で叫んでいた、「ほふられた小羊こそは、力と、富と、知恵と、勢いと、ほまれと、栄光と、賛美とを受けるに相応しい」。

 教会の皆さん、私の経験を聞いて下さい。一つの夢の中で、主は私を取り扱い始められました。その夢の中で私は自分の家から歩いて外に出ました。そして、近所を歩き回っていると、誰かが私の両腕を捕まえて空に引き上げました。そして、私は雲の間を走り回りながら神様を賛美していました。大きな光が私の上に近づいて来て、その輝きの中から声がしました。「リカルド、リカルド、今の仕事を辞めなさい。地上の私の教会の為にあなたの人生を大いに活用したいからです。」その言葉を聞いたとたん、体が凄く震えて夢から目が覚めました。私はすぐにベッドから起き上がって神様に叫びながら祈り始めました。「主よ、これは何でしょうか。」 私は再び寝ましたが、同じ夢があって、主は私に同じメッセージを繰り返されました。そんなことが数回しかも、神様の声が段々大きくなった為に、私は叫び声を上げて、またも目が覚めてしまいました。 私が振るえたり叫んだりしている様子を見て、両親は心配そうな顔で「どうしたの。」と尋ねました。夢の内容を両親に話すと、母親は私の為に祈ってくれ、後で次のように言いました。「神様があなたに話しかけられたのなら、あなたに理解させて下さるわ。」 朝出勤するまで、私たちは一晩中ずっと祈り続けました。その時母親は仕事を辞めて準備を整えるようにと言いました。これが本当に神様の意思かどうか確認する為、私たちは神様から何かのサインを下さるようにと祈りました。その後に、私はシャワーを浴び職場に向かいました。当時、私は「チリ・ラボラトリーズ」で働いていました。

 私はこの仕事が大好きでした。私は毎朝バスで通勤していました。バスから降りたとたん、誰かが 「ここで何をしているの。あなたは長い間ここにはいられないよ。」 と私に声をかけました。違う人々に同じ事を何回も言われました。しかも注意すべきなのは、これを言ったのはクリスチャンではない人ばかりでした。これはやはり神様のサインにしか思えません。神様からのしるしだとわかった時、仕事を辞める為に上司のところに行きました。「神様が会社を辞めて欲しいと言われます。」と上司に言いました。神様が私たちに命令を出せば、私たちは従わなければならない。上司は心配そうに「今後、どうするつもりかね。こんなにいい仕事はめったにないんだよ。」と言いました。しかし、私は絶対に神様の命令に従わなければならないと上司に告げました。会社のほぼ2千人の社員は、私の為に大きな送別会をやってくれました。その後、研究室を片付けて自分の荷物を家に運びまし。泣きながら帰宅した私を母親はやさしく出迎えてくれました。神様はあの人々を通して夢を確認したので仕事を辞めた事を母親に伝えました。「神様がそう伝えたられたのなら、神様はあなたの人生を御心に従って用いられるわね」と母親は言いました。
 私たちは夕暮れになるまで、ずっと話し続けました。神様はもう一度、夢の中で私に会いに来られると信じるから寝る事にしますと母に言いました。しかし、神様は今度は別の方法で会いに来られました。部屋に入って着替えを始めると、部屋が揺れ始めました。「地震だ!チリのサンチアゴ地震が!」と私は叫びました。その時私は部屋から逃げ出そうとしたのですが、目に見えない誰かが私を止めて、部屋から出る事ができませんでした。部屋の壁の向こうに母と家族が見えたので、助けを求めて叫んでも誰にも聞いてもらえませんでした。その見えない人物は神様の天使だったと今になって確信しています。結局、ベッドに入ってから私は 「今のは何なのですか。」と祈りながら神様に尋ねました。
 すると、声が聞こえてきました。聖霊がとても綺麗な声で話し始められました。「リカルドよ、あなたは仕事を辞めたのだから、毎朝教会に行って、毎日7時間、あなたの人生と地上の私の教会の為に祈って欲しいのです。」 主がこう話された後で揺れが止みました。そして、部屋の外に出られるかどうか確かめようと、ドアに手を伸ばしてみると、今度は部屋から出る事が出来ました。「聖霊の声が聞こえたよ。」と大声で母親に言ってから、大急ぎで近所に出かけ行って、みんなに同じ事を話しました。神様が今でも人間に話しかけられる事を多くの人は信じません。しかし、実際に話しかけられる事を私は保証します!神様がアブラハムと話されたのなら、神様の教会である私たちにも話しかけられるのです!翌朝、教会に行って監督と話して、毎朝8時に教会の門を開いてもらう事になりました。それは神様の命令に従って祈る為でした。それから、私は朝教会に行って1、2時間ぐらい祈り、3時間が過ぎると祈る事が無くなったので、神様に尋ねました。「主よ、何について祈ればよいのでしょうか。まだ4時間ありますが。」 すると、教会の裏口と地下からやって来るような音が聞こえて、酔っぱらいのように左右に揺れるのを感じました。教会が揺れている間、私に聞こえる声で語られました。しかし、それは以前夢の中で聞いた声とは別の声で話し始められました。以前の声は権威を伴った声でしたが、今回は悲しい声で語られました。「リカルド、リカルドよ、私の教会の為に祈りなさい。私の教会は最早や以前とは違っています。地上の私の教会は変わってしまいました。私の教会は信仰を失ってしいました。私を信じてもいないし、私の存在さえ信じなくなっています!私は実際に存在すると私の教会に伝えなさい。私の教会は祈らなくなったし、断食もしなくなったから教会の為に取りなして欲しい。」彼の話を終わると揺れが止みました。残りの4時間、私は教会の中を行き来しながら神の民のリバイバルを請い求めて取りなしの祈りをしました。
 第二週目の木曜日の事です。(訳注:1994年11月10日第二木曜日)目が覚めると、ひどい関節痛でベッドから起きたくありませんでした。母は教会で祈る為に起きなさいと言うのですが、体中がひどく痛むと言いました。じゃあ、家で祈りなさい、と母は言います。しかし、神様は特に教会に行って祈るようにと言われていた事を母に思い出させました。そこで、母に着替えを手伝って貰い、教会まで一緒に行ってもらいました。その朝、教会ではたくさんの人が祈っていました。私は関節痛が癒される為に祈ってくれるよう、みんなにお願いしました。私の体が弱って祈る事も出来ない事をみんなに伝えました。そこで彼らは私に油を塗って私の体が治るようにと祈ってくれました。すると、私は神様の超自然の力を受けました!ハレルヤ!私はあちらこちら歩きながら、チリのため、麻薬依存者達とその家族の為、教会の為に神様の憐れみを乞い求めました。
 とりなしの祈りを終え、その日の夜は礼拝に来ました。監督の祝祷の後に、私は両手を上げました。すると誰かが私のそばを通り過ぎて私の背中に触れたような気がしました。すると、私は力を失って床に倒れてしまいました。監督がどうしたのかと私に尋ねましたが、私にも分かりませんと答えました。私は力がなくなって殆ど話す事もできません。そこで教会のみんなが私を取り囲んで、異言で大声を出して祈り始めました。すると、誰かがそばに寄って来ている天使の姿を見ました。その天使が私に肉体から離れるように求めていると言うのです。「体から出ないで!」と監督が言うと、天使は手招きするのを止めました。お分かりでしょう。イエスの御名による権威を持つ人はみな主の天使たちにも尊敬されるのです。
 その時、監督が尋ねました。「天使はどれくらい体を離れるように求めているのですか?」私は天使に尋ねました。「私を連れて行くのは1時間?、2時間? 3時間くらいですか?」天使は答えました。「いいえ、あなたは第三の天でイエス様に会うために8時間肉体を離れます。イエス様はあなたとお話しをなさりたいのです。」それから、その天使が言いました。「私があなたを天国まで連れて行くのはありません。私はあなたが地上で生きている間あなたを守ってきた守護天使です。夜中の12時になれば、二人の天使があなたを第三の天まで連れて行きます。」 天使に言われた事を監督に伝えると、監督は決心して、私をある兄弟の車に乗せて、牧師の家の二階に連れて行く事にしました。その部屋で横になった時には、まだ外で犬の吠え声や人の声が聞こえました。

 この経験の後に言われた事ですが、道路の中央に白く輝く衣を着た二人の男性が現れて、二人は建物の一階に入って来て、二階にいる私の所にやって来ました。天使たちは非常に美しく、雪よりも白い髪に、まるで真珠のような目をしていました。赤ちゃんのような肌でも、ボディビルダーのようにがっしりとした体格をしていました。二人とも強力な天使でした!この天使達が私を天国に連れて行くのですと監督に伝えました。それから、一人の天使が体を離れるようにと合図をしました。その時、またひどい関節痛を感じ始めました。そばにいたキリストにある兄弟たちが私の冷えた体を温めようとマッサージを始めました。それでも駄目で、誰かがすぐにヒーターを持って来ました。合図した天使たちを見ながら私は身もだえしました。私は死ぬのが怖くて、「体に戻るまで私を埋めないで。」と大声で兄弟達に言いました。
 私はようやく体を離れてベッドから飛び上がりました。「彼は体から離れたよ!」とキリストにある兄弟たちが驚いた顔で私の肉体を触っていました。「僕はここにいるよ。」と私が言っても、彼らは私を見る事ができませんでした。私が朽ちない霊の体になっていたからです。私の兄弟たちは私に毛布を掛けてくれました。
天使の一人が言いました。「さあ、時間です。主があなたを待っておられますよ。」各々の天使が私の両腕を取って持ち上げ、天へと向かいました。私は稲妻の速さで大気圏を通過しました。よろしいでしょうか、あなたがこの事を信じなくても、私のイエスキリストは存在し永遠に生きておられるのです!
 後に、主が体に戻りなさいと言われた時、私は主に言いました。「戻っても、誰が私を信じましょうか。どうかおそばにおらせて下さい!!この啓示を信じる人は誰もいないでしょう。信仰心がありませんから、だれも信じないと思います!地上の不信仰は実に酷いものです!だれがこのような経験を信じましょうか?」 主は答えられました。「ある者はあなたの話しを信じます。私の真の教会に属する者だけは信じます。」 その晩、体を離れてから、私は主に会うために信じられないスピードで旅をしていました。下を見ると惑星の地球が見えました。それから、毎晩地球の夜の空を照らす月を過ぎました。次に、巨大な太陽も自分の目で見る事が出来ました。地球を暖める太陽面の爆発によって吹き出す炎がはっきりと見えました。そして、旅は続いて、たくさんの星が見え、それらを通過しました。神様はある目的をもって私に太陽・月・星を見ることを許して下さいました。その目的とは、神様が全宇宙間の大いなる創造主であることを皆さんに示すためでした!!!如何なる意味においても、彼は小さい方ではありません!
私たちは猛烈なスピードで旅を続けました。そして星のない所に到着しました。被造物は何一つない暗闇でした。星はみな下の方に見えました。私は不安になって天使たちに尋ねました。「私をどこまで連れて行くんですか。私を地球の私の体に戻してくれませんか?」 すると彼らはしっかりと私を締め付け、自分たちの足で私の足を包み込みました。私はあまりの恐怖で胎児のように体を丸めました。天使たちが言いました。 「静かにしなさい。私たちはあなたを第三の天まで連れて行きます。そこでイエス様があなたとお話をするのを待っておられますから。」 ようやくどこかで停止しました。私があちこちを見回しても何の被造物も見えません。どこにいるのかも分かりませんでした。しかし、そこは第二の天ではなかったかと思っています。
 私は胎児のように体を丸めていましたが、天使たちは丸くなった私をしっかりと掴んでいました。突然、上のほうから大きな爆発音が聞こえました。「リカルド、恐れないで。イエス様が私たちと共におられます。」 それから、「頭をもたげて上の方をご覧なさい。」と天使が言ったので、上の方を見ると、何か生き物がうごめいている気配が感じられたので私は恐ろしくなりました。天使の一人が、「ほら、はっきりと見せてあげましょう。」と言って、手を右左に振ると空中が明るくなりました。空一面に悪鬼たちや悪霊たちが群がっていました。彼らをイエス様の御名によって叱責しなさい!!聖書は真実です!!現在、地球上で起きている事は全部黙示録にあります。イエス様はもうすぐ来られます!!どうすれば皆さんに納得して頂けるでしょう。本当に間も無く再臨されます!私は天使たちに、ここはどこですか、と尋ねると、「ここはサタンとのその悪鬼たちの住む天の暗闇の霊界です。」と答えました。私は言いました。「だから地球上にはたくさんの悪い事が起こるんだ!この王国にいる悪鬼や悪霊たちが地上に下りて来て、人類にあらゆる破壊と悪事を引き起こすんだ。地球は悪鬼たちでいっぱいなんだ!」 何百万、何千万という、とても数えきれないほどの悪鬼や悪霊たちがいました。
 近くで見なさいと天使たちに言われ、彼らの顔をはっきり見たときには、私は本当にびっくりしました。多くの生き物たちはすでにテレビで見た事がありました。彼らは怪物たちです!サンダー・キャッツ(Thunder Cats)やパワー・レンジャーズ(Power Rangers)など、テレビ・アニメやホラー映画のキャラクターを見ました。そういう映画やテレビ・アニメの制作者はみなサタンと契約を結んでいるのです!このようなアニメは私が実際に見た霊界からやって来るのです。皆さんは、今時の子供はなんでこんなに親に逆らうのだろうとお考えでしょう。その原因は、このようなアニメを見ている間に、アニメに出て来る悪霊たちが子供たちの中に入り込むからなのです。そのため、テレビは何を見てもよいか、子供達に教えなければなりません。これらは真実であり実際だとその天使は言いました。こういう悪霊たちはみな実際に存在するし、また、彼らを地上にもたらすためにサタンと契約を結ぶ人間が実に多くいるとの事です。悪鬼たちが私を、教会を、御父を、主イエスを、そして地球を呪い始めました。彼らは神と彼の被造物を尊敬しないのです。
 それから、チリでは有名なテレビ・アニメのキャラクターの妖精ウーゴの姿を見ました。恐ろしい顔をしたウーゴが私に近付いて来て、「俺たちは地上の子供を皆殺しにするぜ!」と言いました。なぜ、今頃の子供たちは子供たちを殺していると思いますか。彼らの中のある者が言うには、テレビのアニメから何かが出て来て、いろんな事をしているのだそうです。そういう悪霊どもが地上に憎しみを植え付けているのです。おお、神様、チリを清めて解放して下さい!天使の一人が言いました。「よく見ていなさい。」悪霊たちが言いました。「俺たちは諸教会を潰そうとしたが、駄目だ!一人を殺しても、かわりに何千人もが出現するからだ!」初期のキリスト教の時代から、サタンは神の真の福音を宣べ伝え神の働きを行う教会を破壊しようとしてきたけれども、彼らにはできません。イエス様が守って下さっているからです!神に栄光あれ!そこで、悪霊どもが言いました。「我々は新しい事をしようではないか!これからは教会に忍び込むのだ。そこには俺たちの味方がいるのだから。彼らを用いて、ゴシップをまき散らし、教会の兄弟姉妹たち分裂させるのだ。教会を悪口のせいで粉々にすれば、聖霊は悲しんで教会から去るであろう。」 悪魔は神の正義を愛する人々を滅ぼす為ならどんな所でも出かけて行きます。以下の御言葉の通りです。
 Ⅰペテロ5:8「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなた方の敵である悪魔が、吼えたけるししのように、食い尽くすべきものを求めて歩き回っている。」
私はもうこれ以上なにも見たくはありませんでしたが、天使が今起こっている事をもっと見るようにと言いました。一つの光り輝く星が近づくのを見て、悪霊どもがあちこちに逃げ出すのが見えました。その星が近づくに連れて、それは主への賛美と礼拝を伴っていました。それは星ではありませんでした。何百万もの天使たちが白馬にまたがって万軍の主を賛美しているのでした!天使たちは叫んでいました。「聖なる、聖なる、聖なるお方、代々にわたって生きておられる方!主はアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。おお、生けるものはみな主を褒め称えよ!」 それから天使軍と悪魔軍との大戦争がありましたが、悪霊たちの姿が見えなくなりました。「もう恐れる事はありません。敵よりも我々の味方のほうが遙かに多いからです!
☆続く