(後編)   -携挙(天への携え上げ)のビジョン-
 その後で主は言われました。「しもべよ、天への携え上げをあなたに見せてあげましょう。私が来る時の様子を見せてあげましょう。」 それで、私は言いました。「主よ、もうたくさん見ました。なぜ、もっと私に見せようとされるのですか?」 私たちは神様の御座に着きました。そこには何千何万もの天使たちが集まっていました。それから、私たちは下に下り始めました。そして、主と私は白くて美しい雲の中で立ち止まりました。主が天使たちに、来て教会を受け入れるようにと命じました。そして、主は私に言われました。「しもべよ、よく注意して見なさい。私が戻って来る時の様子です。私が戻ってくる時はこのようになるのです。」
私は主の御名を賛美する人々が地球のあちこちから引き上げられるのを見ました。人々はみな神の力に覆われていました。 みな白い衣を着て、上へ上へと昇って行きました。彼らはとても美しい歌を歌い始めました。「聖なる、聖なる、聖なるかな、おお、我らの主よ!父よ、あなたに感謝します!あなたが私たちを引き上げてくださったからです!主よ感謝します。あなたが私たちを引き上げてくださいます!」
 私は背の高い人、低い人、色の黒い人、白い人などいろんな人たちを見ました。人々はみんな、主と私がいる雲の所まで上って来ました。人々も天使たちもみな主への感謝で一杯でした。私たちはみんなで言いました。「聖なる!聖なる!聖なる、おお、我らの主よ!」 ものすごい事でした。私の知っている人もたくさんいました。みんな神の栄光におおわれていました。

  • 大艱難のビジョン-

 その後、私たちは神の御座に着きました。そして、主は言われました。「しもべよ、ここにおいでなさい。」 私たちは御座のある部屋から出て、非常に小さな窓がある所に着きました。主が言われました。「しもべよ、下をご覧なさい。」 ひどく荒れ果てた様子が見えました。もうものすごく荒れ果てていました。地球全体が苦しみでいっぱいで荒れていました。主が言われました。「しもべよ、ご覧、これは私が地球から私の民を取り上げた後に起こる事です。私が来た後で起こる事です。私の教会がここに一緒にいるようになってから後に起こる事です。」私はひどく荒れ果てた様子を見ました。
 私は一瞬の間お祝いをしている人たちを見ましたが、次の瞬間、お父さんが自分の子供を探しているのや、お母さんが自分の娘を探しているのを見ました。でも見つかりませんでした。全能の神が彼らを取り去ったからです。親類の人は他の親類の人を探していました。でも、見つかりませんでした。人々が自分の隣の人を探していましたが、それも見つかりませんでした。主が彼らをご自分のところに連れて来られたからです。
何か恐ろしい事が地球全体に起ころうとしていました。一人の牧師が一つの場所から別の場所に走って行くのを見ました。私は主にたずねました。「主よ、あの人はなぜ一つの場所から別の場所に走って行くのですか?」 主は答えられました。「しもべよ、この人は牧師でしたが、私が来るのが遅くなると考えていたので置き去りにされたのです。彼は私がすぐに来るとは考えませんでした。私が来るのはずっと後の事だと考えていたのです。だから、彼は後に残されたのです。」牧師はあちこち走り回りながら言いました。「主よ、なぜ私は置き去りにされたのですか? 私は牧師です。教会の中にいる者です。しかし、教会がいなくなってしまいました。私は置き去りにされたのですか?なぜなのですか?」 主は言われました。「しもべよ、今となっては私には何もできません。彼は私が来るのが遅くなると思っていたから、だから、後に残されたのです。」
 私はその人が迫害されるのを見ました。その人が言いました。「私が唯一望む事は、私が取り去られてキリストと共にいる事だ!私の望みはただ一つ、主と共にいる事。大艱難の中にいて苦しむのはいやだ!」 その人は独り言を言いながらあちこちと走り回りました。「私はなぜ置き去りにされたんだ? 主よ、私も一緒に連れて行ってください!ここにいて、苦しむのはいやです!」 主は言われました。 「しもべよ、今や私にできる事は何もありません。長い間、私は彼に、私はもうすぐにも来ると話していたのですが、彼は私の言う事を信じませんでした。だから、彼は後に残されたのです。」
 私は他にもたくさんの人があっちにもこっちにも走っているのを見ました。とても多くの人が何とかして平安を得ようとしていましたができませんでした。彼らは叫んで言いました。「我々は命の言葉が欲しい!我々は神の言葉に乾いている!」でも、その時は遅過ぎました。主が教会を自分のところに取り上げられた後だったからです。
 私はたくさんの若い男の人や女の人がやぶの中や山に登って平安をさがしていました。彼らは平安を求めましたが見つける事はできませんでした。主はそのわけを言われました。「私が私の教会をすでに取り去ったからからです。そして、今はサタンが支配者です。」 すでにサタンが地球を支配していました。ですから、地球全体に苦しみがありました!人々はあっちこっちと逃げまわっていました。人々は生きたまま互いを食べようとしました。またお互いの髪を引き抜こうとしました。また、口げんかをしてお互いに相手を傷つけ合いました。平安を見つけたかったからです。でも見つける事はできませんでした!それは出来ない事でした。主がもう教会を取り上げてしまった後だったからです。
 地球のこんなにひどい時代を、こんなに恐ろしい事を私は見ました。とても多くの人が傷つけ合いながら言っていました。「私たちは愛が欲しい!愛が欲しい!」 でも、遅過ぎました!主は私に言われました。「ご覧、私のしもべよ、私は時間をかけて彼らの心のドアをノックしてきました。しかし、彼らは私を求めようとはしませんでした。だから、今、彼らは後に残されるのです。今、私が彼らのためにできることは何もありません。なぜ? すでに私の教会を取り上げてしまったからです。私の民は天で小羊の婚宴を楽しんでいる間に、これらすべての人々はひどい痛みに苦しみ、歯ぎしりをして泣き叫んでいます。なぜなら、彼らは私の言葉に従いたくなくて、私の言葉を批判してあざ笑うことを選び取ったからです。」

  • 命の書-

 その後で、主は大きくて美しい本を私に見せてくださいいました。 その本は金でできていて、とても輝いていました。私は言いました。「主よ、あの本ですが、あれは何の為にあるのですか?」 主は言われました。「しもべよ、この本には私を褒めたたえる者たちの名前や、悔い改めて私の道を尋ね求めてきた者たちの名前が書いてあるのです。また、この本には一緒に集まって私の名を賛美したり栄光を帰す者たちの名前が書いてあります。」 その本はとても大きくて、文字は金で書いてありました。主は言われました。「ご覧、私のしもべよ、これらの多くの者たちが私に背を向けたけれども、彼らの名前は、私の憐れみによって消し去る事はしませんでした。多くの者たちが私に背を向けたけれども、私の憐れみは非常に大きいので、彼らを削除する事はしていません。私は誰も滅んで欲しくはなく、むしろ、永遠の命を得て欲しいからです。」 私がその本にさわると、そこにはとてもたくさんの名前が書いてあるのを見ました。 faith_hoshino